2012年7月6日金曜日

大分大会二次案内PDFデータです。

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http://www.ac.auone-net.jp/~artist/oitaartedu01.pdf

平成24年度日本教育大学協会全国美術部門協議会    第51回大学美術教育学会「大分大会」のご案内


 昨年9月23日と24日の両日にわたり、宮城教育大学にて第50回大会が無事滞りなく開催されました。3月11日の大災害後に開催された当番校としてのご苦労は推察に余るものがあると思いますが、杜の都仙台の風光明媚な都市環境とともに、宮城教育大学の施設設備も大会内容も充実し有意義な研究大会となりましたことに、宮城教育大学及び東北地区の先生方のご配慮とご尽力に感謝し、盛会であったことをお喜びしたいと思います。
 さて、本年度は一転方向を変え、九州地区の大分大学が担当する運びとなりました。当番校としましては全国大会を引き受ける大役に不安と重責を感じておりますが、幸い九州地区は伝統的に地区大学のまとまりがよく諸大学の先生方の御協力が約束されておりますので心強くしております。九州各地にもそれぞれ特有の自然と伝統文化がありますが、大分では海外にも知れ渡った湯布院や別府温泉があり、豊予海峡でとれる海産物と自然と食に恵まれています。大都市にはない素朴さがありますが、地方の実態をつぶさに見ますと、少子化に伴う過疎化が深刻な問題となっています。昨年度末には県下の一地方では3校の小学校が統合され1校になり、中山間地での廃校がどんどん増えています。又クラスの定員も児童数が減り、30人学級が増えています。日本全体を見れば、多くの地域は都市よりも地方で成り立っています。このまま地方が放置されると10年後には憂慮すべき事態になるやもの不安は拭えません。地方を元気にする発想や方策が緊急の課題となっている状況をふまえ、地域からの発信となる「地域文化と美術教育」を本大会のテーマとさせていただきました。地方の現状を改善する研究と協議は、必ずや有意義なものになると信じております。
 開催地の大分大学は市の郊外にあり、交通の便に心配もありますが、大分大学前駅もありますので市内とのアクセスもまずまずかと思います。是非多くの会員の方々が参加下さいますようお願い申し上げます。

大分大会運営委員長  冨田 礼志